ソフトバンク・斉藤“育成”で再スタート受諾へ

[ 2010年10月3日 06:00 ]

2軍練習でストレッチする斉藤

 ソフトバンクの元エース、斉藤和巳投手(32)が来季は育成選手として再起を目指すことが2日、濃厚となった。

 これまでも水面下で交渉してきた球団側は、今後順調に回復したとしても来季中の復活登板は微妙な状況の右腕に、治療に専念させる意味もあって育成選手として再契約をあらためて提示。その上でチームを支えてきた功労者として再度の支配下登録を見据えて来季支配下枠を空けることや、背番号66の一時的な欠番扱い、そして将来の指導者手形などの条件も併せて提示したとみられる。
 背番号3ケタ、年俸1500万円前後への大減俸とあって、斉藤は態度を保留したものの「(結論を)あまり延ばしたくない。しっかりと納得し、次のステップに全力を注げるようにしたい」として、最終的には受諾する意向を示唆した。今年2月に3度目の右肩手術。地道なリハビリを経て、4日にもキャッチボールを再開する。「(見通しを)明るく思っているのは僕だけかもしれへんけど」と斉藤。最後に投げた07年10月8日のCS第1ステージのロッテ戦から3年。再び「エース」と呼ばれることを信じて、右腕はどん底から再出発する。

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2010年10月3日のニュース