小野 イメージ逆手に救援仕様で三振斬り!

[ 2010年9月6日 06:00 ]

<ロ・日>お立ち台で大きな帽子に2人で入りご満悦のコーリー(左)と小野

 【ロッテ5-1日本ハム】ロッテの小野は最大の武器であるシュートを軸に、打たせて取るタイプというイメージを逆手に取った。出番は4点リードの7回1死満塁。シュートで詰まらせて内野ゴロ、が理想の形だ。打者もシュートを想定している中で小野が選択したのは、外角へのカットボールとスライダーだった。

 「外角中心でも弱気な投球じゃない。攻めていったつもり」。二岡はカットボールで空振り3球三振。中田もスライダー、カットボールの連投で2ストライク2ボールと追い込んだ。6球目にこの試合初めてシュートを投じて空振り三振。ピンチを切り抜けた。前日は0―0の延長12回にシュートが抜けて連続死球。ピンチを招いて決勝点を許したが、この試合は相手の頭にあるデータを逆利用した。

 背部痛から復帰した8月10日から一時的にセットアッパーを務める。先発ではチェンジアップなどを駆使して緩急をつけるが、1点も許されない状況では自信のある球を多投する。8回も続投してアウト5つはすべて三振に仕留めた。連敗を2で止める好救援。抑えの小林宏につなぐ、小野の存在は逆転優勝のカギを握る。

 ▼ロッテ・コーリー(5回1失点で3勝目)制球が安定しなかったけど要所で踏ん張ることができた。負けられない試合だったし全力を尽くしました。

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2010年9月6日のニュース