東芝が3年ぶり決勝進出

[ 2010年9月6日 17:55 ]

 都市対抗野球大会第11日は6日、東京ドームで準決勝を行い、2007年など過去6度優勝の東芝(川崎市)が、初の決勝進出を目指した住友金属鹿島(鹿嶋市)を2―0で下し、3年ぶりに決勝へ進んだ。東芝は1回に井関のソロ本塁打で先制。4回にも1点を加え、3投手が3安打に抑える無失点リレーで快勝した。

 東芝が若手とベテランの活躍で2007年以来の優勝へ王手をかけた。
 3年目の新垣は六回途中まで2安打と奮闘。五回は直球を中心に相手打線を3者三振に打ち取った。1、2年目を肩などのけがで棒に振った右腕は「チームに貢献できてうれしい」と大舞台での好投を喜ぶ。印出監督は3投手の無失点リレーに「本来の持ち味を出して仕事をしてくれた」とねぎらった。
 打っては一回に2番井関が高めに浮いた初球を右翼席へ放り込んだ。チームを活気づける一発に30歳の主将は「若手の勢いがすごいので、ベテランとしての働きをしたかった」と意地を見せた。
 指揮官は「ここまできたら全員で勝ちにいく」と意気込む。試合運びの安定感も増した東芝が7度目の黒獅子旗獲得に挑む。

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2010年9月6日のニュース