阪神打線が沈黙…二塁すら踏めず

[ 2010年8月27日 21:58 ]

 【阪神0-6ヤクルト】二塁すら踏めなかった。阪神は自慢の打線が沈黙し、完敗を喫した。

 五回までメッセンジャーが2ランの1安打のみと踏ん張り、久しぶりに先発が試合をつくりかけた。だが、打線が好機すらつくれない。六回にもう2点失い、流れを手放した。真弓監督は「1点でも先に取れていたら、流れは変わっていた」と言葉に悔しさを込めた。
 連打もない中、機動力も生かせなかった。一回にけん制で誘い出され、四回には盗塁死した平野は「アウトになった現実を受け止めないと」と言葉少な。館山が良かったとはいえ、打力勝負のチームがこれでは、勝てない。和田打撃コーチは「いい投球をされたら、打てないでいいかと言ったら、そうではない。修正する」と反省を口にした。
 これで今季初の月間負け越しが決定するなど、チーム状態は下降気味。上位との直接対決を残し、今後も好投手との対戦は必至だ。佳境を迎える優勝争いの中、不安の影が濃くなってきた。(小泉)

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2010年8月27日のニュース