「感動と誇り与えた」興南に県民栄誉賞

[ 2010年8月27日 11:35 ]

 仲井真弘多沖縄県知事は27日の定例記者会見で、夏の甲子園で沖縄県勢として初めて優勝し、春夏連覇を成し遂げた興南高(那覇市)の野球部に、県民栄誉賞の授与を決めたと発表した。

 仲井真知事は「県民に大きな感動と誇りを与えてくれた。心から感謝申し上げる」とたたえた。授与の時期は今後、調整するという。

 ▼興南高・我喜屋優監督の話 県民の長年の夢が、この「栄誉賞」に象徴されていると思います。あらためて、初の選手権大会優勝、春夏連覇の重さが実感としてわいてきました。今回の優勝、春夏連覇はわれわれにとって喜ばしい栄冠ですが、わたしは県民一人一人の栄冠と思っています。逆に、わたしたちの方から、「おめでとうございます」と言いたいくらいです。春夏連覇は、興南以外では過去に5校ありますが、そのいずれも野球の強さを見ると怪物と呼ばれる選手がいたり、そろいもそろったり、というチームが多いです。その中で、このちびっ子軍団が努力して大きいことをやったことに価値があると思います。選手の偉大さに敬意を表します。

 ▼興南高・我如古盛次主将の話 この優勝で県民のみなさんに恩返しできたと思います。沖縄に貢献できたことをうれしく思います。これからも栄誉賞に恥じないよう頑張っていきます。

 ▼興南高・島袋洋奨投手の話 正直な話、どれだけすごい賞か実感がわきません。ただ、「栄誉賞」を与えてもいいほどの活躍だったと思っていただけたのは、うれしいし、誇りに思います。栄誉賞に恥じないよう、これからも頑張っていきます。

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2010年8月27日のニュース