混戦のV争い…JR九州とホンダが中心か

[ 2010年8月27日 08:37 ]

 第81回都市対抗野球大会は27日から12日間、東京ドームで32チームが参加して行われる。突出したチームはなく、昨年の社会人日本選手権を制したJR九州(北九州市)前回覇者のホンダ(狭山市)を中心に優勝争いは混戦になりそうだ。

 JR九州は日本選手権の初優勝に貢献した右横手投げの浜野と左腕米藤が2本柱。九州予選のチーム防御率は0・38で好調をキープしている。ホンダは昨年優勝の立役者、長野が巨人入りしたが、西郷を軸にした打線は相変わらず強力だ。

 前回準優勝のトヨタ自動車(豊田市)は3人がプロ入り。戦力ダウンが懸念されたが、中継ぎから先発に転向した岩崎らの奮起で東海第1代表を勝ち取り、悲願の初優勝に挑む。安部、吉元の本格派右腕を擁するNTT西日本(大阪市)が昨年8強の東京ガス(東京都)と当たる開幕戦は1回戦屈指の好カード。

 最多52度目出場の日本生命(大阪市)は今季から指揮を執る花野監督の手腕が注目される。前回4強のNTT東日本(東京都)や激戦区神奈川の第1代表、三菱重工横浜(横浜市)も上位を狙う。初出場組では大和高田クラブ(大和高田市)が昨年の日本選手権8強に続く躍進をうかがう。

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2010年8月27日のニュース