WBC打線爆発!キューバ指揮官「絶好調だから」

[ 2010年8月2日 06:00 ]

日本に勝利しマウンド上で遊撃手・ディアス(左)とグラブタッチするキューバ4番手・ゴンザレス

 【キューバ12-7日本】昨年のWBC代表4人がスタメンに名を連ねた打線が、4本塁打でパワーを見せつけた。

 初回にいきなりオリベラ、セスペデスが豪快なアーチを競演。一度は逆転を許したが、再びリードした後には本格派右腕の菅野からも2発。16安打12点の猛打で日本を圧倒した。WBCで日本戦2試合に先発出場したセスペデスは早くも今大会3本目のアーチとなったが「WBCで日本に負けたことを心に入れてプレーした」と満足そうだった。
 韓国戦の5回コールドに続く大勝。2試合で7本塁打と破壊力は群を抜きB組1位通過も確定した。マルティン監督は「この試合は大事だった。日本との差はないが今のキューバは打線が絶好調だから。勝ったことで投手も休められる」と第1回大会以来の優勝を見据えた。

 ◆キューバの大学事情 学制は日本と同じく小学校6年、中学3年、高校3年、大学4年。独自のスポーツ教育システムにより10~12歳になると、野球やバレーボールなどで才能を認められた子供はスポーツ専門学校に通う。今回のメンバーの大半はマヌエル・ファハルド高等体育大学に所属。大学に所属しながら国内リーグでプレーするのが通例で、主砲のセスペデスらはエリートアスリートとして大学に通うのは土曜日のみだ。ゴンザレス臨時代理大使は国内の大学事情について「キューバでは25歳まで大学に入れる。毎日、大学に行くわけではなく、リーグの関係で5年行ったりすることもある」と話す。今大会の出場資格は1月1日現在で17歳以上28歳未満。大会開催前年に学位または卒業証書を取得していれば、卒業していても参加できる。

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2010年8月2日のニュース