“大トリ”は13年ぶり履正社!49代表出そろう

[ 2010年8月2日 06:00 ]

甲子園出場を決め、大喜びで応援スタンドに駆け出す履正社ナイン

 第92回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園)の地方大会は1日、大阪大会決勝で履正社が3―0で大体大浪商を下して13年ぶり2度目の出場を決めた。これで甲子園大会の49代表校が出そろった。初出場は茨城・水城など6校で、山形中央を除く5校は春夏通じて初の甲子園。春夏連続はセンバツ優勝の沖縄・興南など9校となった。3回戦までの組み合わせ抽選は4日に行われる。また、この日から甲子園練習もスタート。初日は4校が練習した。

 2年間の悔しさが吹っ飛んだ。08年は決勝、09年は準決勝。あと一歩で届かなかった聖地への切符。97年以来13年ぶりの出場を全国のしんがりで決めた山田は「本当にうれしいです。これまでこれほど重圧のかかる試合はなかった。価値ある優勝だと思います」と笑顔を輝かせた。
 OBのT―岡田(オリックス)にちなんで「T―山田」の異名を取る今秋ドラフト候補のスラッガーは、初回1死一塁から左前打を放って先制機を演出。今大会8試合中、7試合で打点を挙げて優勝の原動力となった。投げては2年生エースの飯塚が公式戦初完投初完封と、投打ががっちりとかみ合った。初出場の97年は初戦敗退だった。悲願の夏1勝へ。この勢いを甲子園に持ち込むつもりだ。

 <T―岡田「もちろん寄付します」>履正社OBのオリックス・T―岡田は母校の13年ぶりの快挙に大喜び。報道陣から吉報を伝え聞くと「本当ですか。良かった。甲子園でも頑張ってほしいです。もちろん寄付もします」。同じく同校OBの岸田も「きょう監督に電話します。時間があれば甲子園に見に行きたい。励みになる」と後輩の活躍に刺激を受けた様子だった。

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2010年8月2日のニュース