また無安打…苦闘続くイチロー、試合後は無言

[ 2010年8月2日 08:47 ]

ツインズ戦の8回、空振り三振に倒れ、悔しそうな表情を見せるマリナーズのイチロー。この試合無安打に終わる

 マリナーズのイチロー外野手は1日、ミネアポリスでのツインズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。内容は二飛、捕ゴロ、投ゴロ、空振り三振で打率は3割7厘。チームは0―4で敗れて7連敗。

 2試合連続の無得点で、マリナーズの連敗は「7」に伸びた。シカゴ、ミネアポリスと続いた遠征7試合でわずか14得点。この日は今季チーム最多となる15三振を喫した。

 イチローは2打席目の3回、左腕リリアーノにバントヒットを試みたが、手前に転がってしまったことで捕ゴロとなった。2死一、三塁で迎えた5回の先制機は、外角低めのスライダーで投ゴロに打ち取られた。8回の4打席目は空振り三振。試合後、記者会見は行われなかった。

 イチローの無安打はオールスター戦後の後半18試合で実に7度を数える。その間、75打数16安打の打率2割1分3厘。1日でマリナーズは18連戦を4勝14敗で終えたが、ワカマツ監督は「疲れ(が不調の理由)ではないと思う」と、36歳のイチローがここまで全試合に出場していることとの関連性を否定した。

 同監督は「去年に比べてボール球を投げられる割合が増えている。どうしても、それに手を出さざるを得ない状況になっている」と話し、主軸打者不在、打線全体の不振などが影響していると分析しているようだ。(共同)

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2010年8月2日のニュース