最後に笑えばいい　原監督「抜かれずに、とは思ってない」

練習前、円陣を組みナインに話をする原監督（中央奥）

　巨人・原監督は焦らず、慌てず、不動心でリーグ４連覇を奪いに行く。

　さんさんと太陽の光が降り注ぐ長野オリンピックスタジアム。３０度をはるかに超える暑さの中、指揮官は選手の組んだ円陣の中心に一歩踏み出すと「きょうからまた新たに巨人のチームがスタートします。１日１日を大切にしていきましょう」と声を張り上げた。

　７月は６勝１０敗と苦しい戦いを強いられ、２位の阪神に０・５ゲーム差に迫られて前半戦を終えた。後半戦開幕の相手は３差まで詰め寄られた３位・中日で、さらに８月は阪神、中日と計４カードが組まれる厳しい日程が控える。それでも、原監督は「スタイルは変えずに戦う。抜かれずに、とは思ってない。最後にゴールテープを切ることを考えている」と言い切った。