仙台育英・木村、自己最速も1失点完投も“不満”

[ 2010年7月24日 06:00 ]

観戦に訪れた仙台育英OB、ヤクルト・由規

 【宮城・仙台育英2―1東北学院】仙台育英のプロ注目の左腕・木村が12奪三振の力投でチームを4強に導いた。

 序盤から直球とスライダーを軸に三振を量産。3回には自己最速を6キロ更新する145キロをマークし「そんなに出るとは思わなかったです」と驚いた。1年生で出場した08年夏の甲子園では3試合すべてにリリーフ登板するなど、経験は豊富。今大会前は夏場対策としてサウナスーツを着て約40分の走り込みを行い、スタミナ強化に努めた。それでも体重は87キロを維持。チーズハンバーグが好物という大食漢のエースは「0点に抑えると絶対に負けない。テーマとしてやっている」と1失点完投にも不満顔だ。スタンドではOBのヤクルト・由規も観戦。弟・貴規は1安打も「凡打を引きずってましたね。接戦の方が気が引き締まっていいんじゃないですか」とエールを送っていた。

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2010年7月24日のニュース