井口 史上最多タイ6本目の延長劇弾!

[ 2010年6月14日 06:00 ]

<ロ・神>サヨナラ本塁打を放った井口(左)は的場扮するマスクマンからシェービングクリームの襲撃を顔に受ける 

 【ロッテ9-8阪神】ロッテ・井口らしい、右方向への大きな放物線だった。延長10回1死。「藤川君の持ち味は直球。変化球で三振なら仕方ない。直球を3球振ってくるつもりだった」。初球の151キロ直球を右中間席へ。自身7本目、延長戦では史上最多タイの6本目となるサヨナラ弾で交流戦を劇的に締めくくった。

  お立ち台の後にはメジャー流の手荒い祝福が待っていた。右翼席にあいさつしている井口の顔面に、主将・西岡と覆面をかぶった的場がシェービングクリームのパイを投げつけたのだ。「やられたら倍にして返します。次にツヨシ(西岡)がヒーローになる時までに考えておきます」。
 元同僚の阪神・城島のささやき攻撃に負けず、井口は今季4度目の猛打賞で阪神戦の連敗も3でストップ。チームも通算300回目のサヨナラ勝ちだ。日焼けした顔が真っ白になった井口だが、本来の調子を取り戻し口調は滑らかだった。

 ≪延長アヨナラ弾は清原と並ぶ≫井口(ロ)が今季初、通算7本目のサヨナラ本塁打。通算サヨナラ本塁打の上位は

清原 和博(オリックス)12本(延長 6本)
野村 克也(西武)11本(延長 4本)
中村 紀洋(楽天)9本(延長 4本)
王  貞治(巨人)8本(延長 3本)
若松  勉(ヤクルト)8本(延長 2本)
豊田 泰光(アトムズ)7本(延長 4本)
長嶋 茂雄(巨人)7本(延長 4本)
藤井 康雄(オリックス)7本(延長 4本)
井口 資仁(ロッテ)7本(延長 6本)

 井口は歴代6位タイ。延長サヨナラ弾6本は、清原と並び歴代最多となった。

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2010年6月14日のニュース