マエケン うれしい初月間MVP

[ 2010年6月5日 06:00 ]

5月度月間MVPを受賞した広島・前田健

 プロ野球セ、パ両リーグは4日、5月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは広島の前田健太投手(22)と巨人のアレックス・ラミレス外野手(35)、パは楽天の田中将大投手(21)とロッテの西岡剛内野手(25)が選ばれた。完封や無四球完投など4勝、防御率1・35の前田健は4年目にして初受賞。ラミレスは史上2位タイとなる通算8度目の受賞で、セ野手では最多となった。田中は3度目、西岡は2度目の選出となった。

 初の選出となった広島・前田健は、終始笑みが絶えなかった。開幕から先発の軸として、孤軍奮闘してきた右腕は「うれしい。4月に獲れなかったので、何とか5月は獲ろうと思っていた」と言葉も弾んだ。5月は日本ハムのダルビッシュと投げ合って完封勝利を飾るなど、4勝をマーク。「残りのシーズンもこの調子でいって、エースになるのが目標。6月の月間MVPを目指したい」と笑顔を振りまいた。

 ≪マー君は3度目≫楽天・田中はリーグトップの4勝を挙げたことが評価され「みんなに感謝したい。辛抱強く投げたことが評価されたのだと思う」と話した。09年4月、8月に続き自身3度の受賞。連続2シーズンで3度はパの投手では伊良部、岩隈、ダルビッシュに次いで4人目。「勝ち星はついたが、内容はパッとしない。その中で、こういう賞を獲れたことを励みにしてもっと活躍したい」と誓った。

 ▼巨人・ラミレス 神に感謝したい。素晴らしい打者がいる中で受賞できてうれしい。西武ドームで岸投手から打った本塁打が印象に残っている。

 ▼ロッテ・西岡 素直にうれしい。チームに勢いがあるし、その雰囲気に乗せられている。前回、月間MVPを受賞した05年は日本一になったし吉兆ですね。

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2010年6月5日のニュース