交流戦通算17勝目 和田、久々に納得の笑み

[ 2010年6月5日 20:20 ]

 【ソフトバンク9―3広島】ソフトバンクの和田から久々に納得の笑みがこぼれた。今季2度目の完投こそ逃したが、8回3失点でリーグトップに並ぶ8勝目。7回以上を投げたのは4月15日のオリックス戦以来。「次は最後まで投げられるような投球をしたい」。満足せず、また目標を定めた。

 交流戦に入って3連勝していたが、前回は6回で112球、前々回は6回1/3で同じ球数だった。援護をもらってからカウントを悪くするなど無駄な走者を出す場面が多かった。高山投手コーチが「リリーフを休ませたいという自覚がある」と評する左腕には勝っても不満が残っていた。
 この日は広瀬に3ランを許してもコースに投げ分けて打たせて取り、全イニング20球以下で終わらせた。「ストライク先行でと思った。甘い球も何球かあった」と気は緩んでいない。
 これで12球団の現在の本拠地すべてで勝利し、白星を挙げた球場は地方を含めて17となった。トップを走る交流戦の通算勝利数は17に。「風もいい感じで吹いていた。素晴らしい球場で勝てて良かった」。昨季4勝から完全復活へ。和田自身にも追い風が吹いている。

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2010年6月5日のニュース