好投の尚成に刺激…五十嵐「テンションが上がった」

[ 2010年5月24日 14:19 ]

五十嵐 復帰いきなり3失点「投球はそこまで悪くなかった」

 【メッツ6―4ヤンキース】結果は伴わなかったが、まずは復帰をかみしめた。左太もも裏の負傷で故障者リスト(DL)入りしていたメッツの五十嵐が、出場登録された23日のヤンキース戦でさっそく登板。打者4人に1死しか取れず、2安打3失点の内容にも「いい状態でマウンドに上がれた。後悔のない投球だった」。久しぶりにメジャーの雰囲気を味わった。

 4月20日の負傷から電気や超音波などの慎重な治療を経てのマウンド。予想より長くかかったというが「慎重にやったおかげでいい状態で戻れた」と前向きにとらえる。

 21日のヤンキース戦に初先発し、好投した高橋に刺激を受けた。同日、傘下3Aバファローで調整登板の予定だった五十嵐は、高橋の投球をテレビで見るためにベンチとロッカーを行ったり来たり。「テンションが上がった」と自身も好投してメジャー合流を決めた。

 再発の不安はないという。「性格上、試合に入ると忘れられる。怖さを持って投げることはない」ときっぱり。その言葉通り、この日の速球は故障前と変わらない最速95マイル(約153キロ)をマーク。まずは実戦感覚を戻すことが最優先。快速球右腕の真価が問われるのはこれからだ。(共同)

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2010年5月24日のニュース