93球で降板の岩隈「タイミングは間違いないです」

[ 2010年5月23日 06:00 ]

<楽・巨>8回途中、ブラウン監督(左)に降板を告げられる楽天・岩隈(右)

 【楽天3―5巨人】楽天・岩隈は同点の8回途中に6安打3失点でマウンドを譲った。今季初めて100球を下回る93球で降板。同点のイニング途中でマウンドを譲るのも初だ。序盤から変化球が高めに浮き、2回2死から長野に外寄りのスライダーを右中間スタンドへ運ばれた。中盤以降は修正したが、疲労が見え始めた7回に阿部に同点2ランを被弾。再びスライダーを痛打され「全体的にフォークもスライダーも甘かった」と悔やんだ。

 前回登板した15日の阪神戦(甲子園)では敗戦投手も125球で8回完投。この日は不完全燃焼の感もあるが、エースは「前回の張りも残っていた。ちょっと苦しかったし、交代のタイミングは間違いないです」と納得していた。チームは9回に守護神・川岸が長野に決勝2ランを許して敗戦。5位タイの最下位に転落した。

 ▼楽天川岸(9回に決勝2ランを被弾)切り替えてやるしかない。前日に救援に失敗したクルーンも修正していたし、それができなければ守護神は務まらない。
 ▼楽天山崎(6回に特大の8号ソロ)Kスタで一番飛んだかも。内角で再三やられていたので、内角1本で狙っていた。

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2010年5月23日のニュース