守るためには打つしかない松井秀 2打点も次は控えに

[ 2010年5月23日 09:43 ]

カージナルス戦の3回に2点適時打を放ち、笑顔のエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス10―7カージナルス】松井秀らしいライナーが二塁手が伸ばしたグラブの上を越えた。3回の1死二、三塁。最低でも犠飛の場面。浅く守る内野陣に「当てれば何かがあるんじゃないかな」と落ち着いていた。甘い初球を逃さなかった。

 左ひざ痛を抱えた昨季の交流戦は守れず、敵地での出番は代打に限られた。復調を心待ちにし、左翼を守らせて打席に立つ機会を与えた首脳陣の期待には応えたものの「全体的にはまだまだ」と表情はさえなかった。
 凡退した2、7回の打席はフルカウントまでは持ち込んだ。待ち構えた甘い球が来たが、仕留め切れなかった。「ちょっとしたずれ、ミス」が原因と言い「そういう割合が減っていけばいい」と復調はまだ道半ばだ。
 守れることは証明できている。だが、次の試合は控えに回る予定。松井秀がこだわる出場機会を広げるには、打って周囲を納得させるしか道はない。(共同)

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2010年5月23日のニュース