楽天4連勝!鉄平“好調”同点打&逆転弾

[ 2010年5月4日 06:00 ]

<西・楽>8回無死一塁、鉄平が右越えに逆転の2ランホームランを放つ

 【楽天5―4西武】楽天・鉄平にとって、首位打者を獲得した昨季の打撃を取り戻した2安打だった。3回は右前へ同点2点打、8回は右翼へ逆転の1号2ラン。ともに内角直球を叩いた。鉄平が調子のバロメーターとしている一つが内角球への対応だ。「内角だけマークして打っても意味がない。外角や変化球を頭に入れながら、内角の球を強く引っ張れる時は調子がいい」と語る。

 3回の第2打席は変化球が2球続いた1ストライク1ボールからの3球目。ひざ元の直球を右前へはじき返した。見逃せばボールだった難しい球。西武・西口は初回から変化球主体の投球で、鉄平が安打を放つまで46球中、72%にあたる33球が変化球。鉄平が一ゴロに終わった第1打席も、4球すべてが変化球だった。にもかかわらず、この試合初めて見た直球に反応した打席について「スイングする時、安打にできる感覚はあった。直球は狙っていなかったが体が反応した」。想定外の球に反応できたことが好調さを示していた。
 逆転2ランは藤田の140キロ内角直球を、ひじを畳んで対応した。開幕当初は内角球をうまくさばけずにポップフライになっていたが、トップから最短距離でバットをぶつけると、体の回転で右翼スタンドまで運んだ。ここ10試合は34打数13安打で打率・382。内容の伴う打率の上昇は、2年連続の首位打者を予感させる。

 ▼楽天内村(今季初スタメン。鉄平の逆転弾の直前に13球粘って中前打)2打席目のヒットで余裕もあった。際どい球をファウルにできたし、自分らしい打席だった。

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2010年5月4日のニュース