おいしい本拠連発!テギュン“バーガー50円弾”

[ 2010年5月4日 06:00 ]

<ロ・日>試合終了後、お立ち台で金泰均(左)は「テギュンバーガー」を、古谷はウイニングボールをカブリ

 【ロッテ8―5日本ハム】ロッテの金泰均(キム・テギュン)内野手(27)が3日、千葉マリンの日本ハム戦で決勝7号ソロを含む2打席連発。3安打で来日最多5打点の活躍で連勝に貢献し、チームは首位を守った。主砲の本拠初アーチで、千葉マリンのロッテリア限定で発売されている「キムチ・テギュンバーガー」(税込み単品400円)が50円になるなど、今季初の大入り満員となったスタンドも大喜びだった。

【試合結果


 お立ち台。キムチ・パワーを見せつけた金泰均は3万8人の大観衆に自分の名を冠した「キムチ・テギュンバーガー」をしっかりアピールした。
 「本拠地でやっとホームランを打ててうれしい。これからもファンの皆さんが安く、おいしく食べられるようにもっと頑張ります」と話すとバーガーにかぶりついた。
 キムチ、するめなどが入った400円の同商品は、金泰均が本塁打を打てば背番号にちなんで52個限定、50円で発売される。1点を追う3回1死一、二塁、本拠地15試合目でようやく千葉マリン1号が飛び出した。141キロの内角直球を左翼席の中段まで運ぶと球場内のロッテリアは大行列。52個は8分で完売した。通常価格に戻してもこの日用意された約400個はレタスが品切れとなり、ほどなく売り切れた。
 しかし、そんな事情などお構いなしに同点に追いつかれた5回。主砲はスライダーを右翼席に突き刺した。勝ち越しソロとなる2打席連発にロッテリア側は大わらわ。テギュンバーガーの代わりに球場価格410円の「絶品チーズバーガー」を急きょ52個、50円で発売して対応したが、レジの打ち込み変更に手間取るなどドタバタだった。
 金泰均は8回にも左翼線適時打で3安打5打点。チーム2冠の7本塁打33打点にも「自分はホームランバッターじゃないし、狙って打ったことはない。チャンスで点を取れる打撃をしたいし、打点の方が大事」という。開幕当初は結果を求めるあまり力みが目立ったが、大阪遠征で西村監督が韓国料理店を紹介するなど周囲が精神面をサポート。「いい雰囲気をつくってくれて、リラックスして打席に立てるようになった」。バットのヘッドがこねる感じで上から下に返っていた点を、金森打撃兼野手チーフコーチの助言で修正。結果内野ゴロが減り、打球が上がるようになった。
 「ハンバーガーを食べてもらわないといけないし、今まで悔しい気持ちもあった。2本打てて良かった」。豪快な打球だけではなく、明るい笑顔と軽快なトークも戻ってきた。

 ◆キムチ・テギュンバーガー 昨年まであったバレンタイン前監督の「ボビー・バーガー」に代わり、新外国人・金泰均の入団を記念して3月26日の日本ハム戦から千葉マリンのロッテリア限定で発売。韓国からトッピング用のキムチ、するめを直輸入して昨るため1日300~400個まで。特製キムチソースがかけられている。当初は背番号52にちなんで52円で発売予定も、キリを良くするため50円に値下げされていた。

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2010年5月4日のニュース