巨人 メンバー入れ替えても強い

[ 2010年5月4日 20:13 ]

 【巨人5―1ヤクルト】巨人は前日の試合から大きくオーダーを入れ替えたが、ヤクルトを寄せ付けなかった。主力の負担軽減や若手の登用など、さまざまな狙いを織り込みながら勝利をつかんだ原監督は「最善策で用兵したということ」と胸を張った。

 阿部は本職の捕手ではなく一塁で出場し、一回に2点三塁打。代わりにマスクをかぶった鶴岡は、不調が続いていたゴンザレスをもり立てて試合をつくった。守りの要としての重役から解放された阿部は「9連戦だし、考慮していただいている。いい休養、気分転換になった」と気遣いへの感謝を口にした。
 長野を今季2度目の2番に置き、二塁には今季初先発の3年目、中井を使った。指揮官は起用の理由について「すべて(の要素)を加味している」と述べるにとどまったが、競争を喚起する狙いもあっただろう。
 ベストメンバーでなくても、“捨て試合”にはしない。巨人の地力を見せつけた試合だった。

続きを表示

2010年5月4日のニュース