5発10点!ロッテ/ベンチ“お祭り騒ぎ”

[ 2010年5月4日 18:40 ]

3回、勝ち越しソロを放ち上川コーチ(左)とタッチを交わすロッテ・金泰均

 【ロッテ10―1日本ハム】ベンチはお祭り騒ぎだった。ロッテは0―1の三回に井口、金泰均、サブローが本塁打。一発攻勢で大勝し、6カードぶりの勝ち越しを決めた。

 先頭の井口が右翼席に2号ソロ、続く金泰均は5試合で6本目となる8号を左翼席上段に放り込んだ。右に左に豪快な打球が続き、球場内のボルテージは上がる一方。大松が中前打で続き、サブローの5号2ランであっという間に4点を奪った。金泰均が「井口さんの勢いに乗せてもらった」と言えば、サブローは「(2発で)おれも興奮したし、ベンチも最高に盛り上がった」。一気呵成に攻めた。
 五、六回には大松が2打席連発。終わってみれば、5本塁打を含む14安打で10点を奪った。大味に見えるが、ぶんぶん振り回したわけではない。井口、大松の一発は逆方向。四球もチーム全体で九つ選んだ。西村監督は「逆方向に打てたのが大きい。チームとしていい。いつもと変わらない、安打の延長の本塁打だった」とうなずく。
 登板過多気味だった中継ぎ陣も休ませられた。乗ったら止まらない打線が、いいことずくめの3連勝を運んだ。

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2010年5月4日のニュース