オーティズ連発!ソフトバンク大逆転で首位接近

[ 2010年5月1日 06:00 ]

7回2死一塁、2打席連続の本塁打を放ったオーティズは神へのポーズ

 【ソフトバンク7―5ロッテ】3球団が0・5ゲーム差内の大混パだ。ソフトバンクは30日、1点を追う7回にホセ・オーティズ内野手(32)の2打席連発となる9号2ランで逆転。本塁打、打点の2冠に躍り出る活躍で、7回5失点の杉内俊哉投手(29)に単独トップとなる6勝目をプレゼントした。チームは今季初の4連勝で20勝に到達。3位ながら首位ロッテに0・5差に迫り、1日に奪首に挑む。

【試合結果
勝敗表


 最高の一撃だった。1点を追う7回2死一塁。オーティズが右中間へ2打席連続となる9号逆転2ランを運んだ。日本球界に復帰したペタジーニが福岡空港に降り立つ10分前の出来事だった。
 「とにかく体が反応した。杉内が投げる時は、毎回試合をつくってくれる。苦しんでいた分、助けられて良かった」
 エース杉内が初回に4点を失う苦しい展開だった。「(無安打の)きのうときょうの2打席目までは納得のいかない内容だった。でも、甘い球が来れば仕留める。それだけ考えた」。3点を追う6回には追い上げの8号ソロを放つなど、2発3打点の活躍だ。
 4月26日には妻と5人の子供たちが来日。遠征先の千葉から福岡へ戻ったチームから離れ、オーティズは成田空港で家族を出迎えた。「一緒にいれば心は落ち着く」。今季は子供も日本の学校に通わせ、シーズン通して滞在する予定。自宅では家事も分担し、台所にも立つ最高のお父さんだ。
 ペタジーニの加入で、イ・ボムホ、ファルケンボーグらとの外国人枠争いは激しくなるが、9本塁打、30打点でリーグ2冠王に躍り出たオーティズはチームには欠かせない。王球団会長も「ペタジーニも来た?みんなで刺激しあってやればいい」と頼もしそうに話した。

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2010年5月1日のニュース