松坂 手応え「今回は自然と曲がってくれた」

[ 2010年4月16日 12:01 ]

 走者を背負っても、松坂には余裕があった。マイナー3Aの試合で6回を無失点。一回と五回の先頭打者に二塁打され、ともに1死三塁のピンチを招いたが、後続をぴしゃりと抑えた。

 力強い速球で押し込み、切れのある変化球で崩した。10日の5回無失点に続き、マイナーの打者相手ではもったいないような投球だった。「腕はよく振れていた。変化球の修正がテーマだったが、それも前に比べてだいぶ良くなった」と胸を張った。
 一回に4番打者を見逃し三振に仕留めるなど、スライダーの鋭さも増した。「前回は曲げようと思わないと曲がらなかったが、今回は自然と腕を振る中で曲がってくれた」と、独特の言い回しで順調さを表現した。
 本人は「自信を持って、上(メジャー)で投げて大丈夫だといえる」と話すが、次戦がメジャー登板となるかどうか。当初はもう1試合の調整登板が予定され、ポータケットの球団発表資料では20日の先発投手に松坂の名前が記載された。
 だが、ソーバー投手コーチは「それはメジャーの首脳陣が決めること。まだ何も言われていない」と昇格に含みを残した。(共同)

続きを表示

2010年4月16日のニュース