オープン戦で左前打&盗塁…イチロー万全!

[ 2010年4月6日 06:00 ]

ジャイアンツ戦の1回の守備中に、冷たい雨の中で手を温めるマリナーズのイチロー

 【マリナーズ7―1ジャイアンツ】マリナーズのイチローが自らの公式戦初戦を翌日に控え、オープン戦で初回に左前打。すぐさま二盗を決めるなど、万全の仕上がりをアピールした。

 昨年は胃潰瘍(かいよう)を患い、開幕を初めて故障者リストで過ごした。「去年が特別。でも、当たり前のことを当たり前にやることが大事だと、今さらながらに思う」とメジャー10年目の開幕に向けて心憎いばかりのセリフ。その上で「実績のないチームは4月の結果が大事。それによって出来上がるものが大きい」と開幕ダッシュの重要性を説いた。
 オープン戦を通じて実感したのはチームの守備力向上。「野球は守備力。計算できるのはそこ。それがあるとないではゲームの組み立てが全然変わる」と語り、堅守で9年ぶりのプレーオフ進出を目指す。(浮田圭一郎通信員)

 <NYタイムズがイチロー“特集”>ニューヨーク・タイムズ紙が4日付紙面で大リーグ特集を組み、イチローの10年連続200安打を取り上げた。昨季9年連続で108年ぶりに大リーグ記録を更新したが、今季は自身の連続記録更新と同時に、ピート・ローズが持つ通算10度の大リーグ記録に挑む。このほかロドリゲス(ヤンキース)のあと17本に迫った通算600本塁打などを紹介した。

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2010年4月6日のニュース