マリンガン打線だ!ロッテ、すべてシングル19安打

[ 2010年4月4日 18:56 ]

 【ロッテ10―4オリックス】珍しいことが起きた。スコアシートに描かれたロッテの19安打のすべてが、何と単打だったのだ。全員が好球を選び、脇を締め、逆方向に打ち返す―。2試合連続の2けた得点の要因は、徹底したチーム攻撃にある。

 一回は、荻野貴が盗塁で揺さぶり、広がったチャンスからサブローが右前に先制の2点適時打。打者10人を送った三回の攻撃は、2四球を挟んだ単打の5連打と上位から下位につながる5得点。木佐貫に6回で130球を投げさせる、切れ目のない、嫌らしい攻撃だった。
 西村監督は「これだけ点を取れば普通は長打がある。何とかつなぐんだという気持ちの表れでしょう」と言う。9番の今江とともに3安打を放った8番の里崎は「おれとゴリ(今江)に打たれたら、打線は止まらないよ」とにやり。4連勝。好調オリックスを圧倒したのは、マシンガンのような打線だった。

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2010年4月4日のニュース