さすが昨年の新人王…摂津、勝ち越し引き寄せた

[ 2010年4月4日 18:32 ]

 【ソフトバンク3―2楽天】1点差に迫られて2番手で上がったマウンドには強打者が待ち構えていた。七回無死一、三塁。ソフトバンクの摂津は「開き直るしかない」と割り切っていた。

 1人目の山崎を変化球で二飛に打ち取ると、そこから強気で攻めた。フィリップスは外角高めの速球で空振り三振。中村紀には初球こそ変化球がボールになったが、2球目以降は直球を続けて二ゴロに仕留めた。
 打者3人で片付け、チームに開幕カード以来となる勝ち越しを引き寄せた。秋山監督も「いい仕事をした」とたたえたように、昨季の新人王らしい火消しぶりだった。
 1年目の絶頂期に比べてここまでは不安定な投球が目につく。2日の楽天戦では終盤のピンチで失点していた。「前回はふがいない投球だった。この勢いのまま、また次も頑張りたい」。社会人時代を過ごした仙台で、少しずつ“らしさ”が戻ってきた。

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2010年4月4日のニュース