だから150キロ超でも打てた 川本「変化球が来たらご免なさい」

[ 2010年4月4日 07:47 ]

 【ヤクルト13―12横浜】高校、大学時代も通じて「生涯初です」という川本のサヨナラアーチ。その裏には捕手らしい冷静な読みがあった。

 2死ながら1点差で走者が三塁。相手は暴投、捕逸を恐れると考え「(フォークなど)変化球が来たらご免なさいというか、それに近い感じだった」。
 狙いは直球1本。初球の155キロを空振りし「速い。タイミングを合わせよう」。3球目の153キロは、逆にタイミングが早過ぎて三塁線へのファウルとなった。この2球で微調整。最後は「指1本分だけバットを短く握って、コンパクトに振り抜くことだけを考えました」。ドンピシャ。2本塁打4打点の青木も「凄い。何の迷いもなく振り切った。変化球が来るなんて、まるで考えてなかったね」と驚いた。

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2010年4月4日のニュース