山口 スタミナ強化へ異例の200球!

[ 2010年3月20日 06:00 ]

ブルペンで200球の投げ込みを行った後、斎藤投手コーチ(右)と笑顔で話す巨人山口

 巨人・山口が19日、川崎市のジャイアンツ球場で200球の投球練習を行った。開幕を1週間後に控えたこの時期としては異例の投げ込み。中継ぎから先発に転向した左腕は課題のスタミナ強化へ必死だった。

 2月のキャンプでも見られなかった光景だ。他の投手や野手が練習を終えてロッカーへ消えた後も、山口の熱投は続いた。50球、100球、150球…。気づけば200球の大台に達し全身汗でビッショリ。キャンプでは126球が最多だった左腕は「バテた状態で、下半身を使って投げる練習をしたかった。いつの間にか200球いってました」と説明した。

 オフから内海に弟子入りしてスタミナ強化に取り組んできたが、2月27日の西武戦(鹿児島)登板後にへんとう炎を発症し、調整が振り出しに戻ってしまった。16日の阪神戦(東京ドーム)では4回2/3で83球を投げ、6安打2失点でKO。5回に3連続四球と制球を乱し、球威も落ちただけに、試合中盤以降の投球が先発としての成否の鍵を握る。「しんどくなったのは100球を過ぎてから。何球かはバランス良く投げられましたけど、疲れてくると手投げになってしまった」と収穫と課題を口にした。

 すでに開幕ローテーション入りは決まっているが、結果が伴わなければ1年間守ることはできない。オープン戦最後となる22日の横浜戦(横浜)は真価が問われるマウンドとなる。

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2010年3月20日のニュース