小久保を中心に“難敵”攻略!宣言通り5得点

[ 2010年3月20日 19:38 ]

開幕戦で日本ハムに勝利し、小久保(左)を迎えるソフトバンクの秋山監督

 【ソフトバンク5―3日本ハム】相手がダルビッシュなのは承知の上だ。ソフトバンクの小久保は主将として「きょうは5点取るぞ」とハッパを掛けていたという。言葉通りに5得点。攻略の中心にいたのは、3安打2打点と活躍した小久保だった。

 二回は変化球に合わせた当たりが中前に落ちた。「ラッキーヒットで気分が楽になった」というチーム初安打は先制点につながった。続く三回2死二塁では初球の内角高めの147キロを左前に打ち返して3―0とした。
 2点リードで迎えた五回2死二塁では体勢を崩されながらフルカウントからの低めの変化球を左中間フェンスまで運ぶ適時二塁打。チームはダルビッシュに昨季途中まで9連敗を喫していたが、小久保は昨季の対戦打率が4割2分9厘。大石ヘッドコーチが「きょうはやっぱり4番」と褒める勝負強さを発揮した。
 調整遅れの松中が復帰するまで4番を託されている。飛距離を伸ばすために打撃フォームの改造に取り組んだが、オープン戦は打率1割2分5厘と振るわなかった。「感じは悪くない」と見守ってきた首脳陣の信頼に、17年目のベテランがしっかり応えた。

続きを表示

2010年3月20日のニュース