右へ左へ…小笠原2連発「開幕につなげたい」

[ 2010年3月20日 18:54 ]

3回巨人無死一塁、小笠原が右翼ポール直撃の2ランを放つ

 【巨人15―2横浜】巨人打線の8本塁打の中でも、小笠原の2本には技術的に見るべきものがあった。自身は「(イメージと)懸け離れた感覚ではない。いいことはいい」と慎重に言葉を選ぶが、開幕へ向けてきっちり調子を上げてきた。

 1本目は三回無死一塁から、右翼ポールの上部を直撃するオープン戦初本塁打。内角高めのボール球を、体の回転をうまく使ってフェアゾーンへ運んだ。「追い込まれてから反応できて、うまくさばけた」と手応えを口にする。
 四回は外に逃げる球に逆らわず、流し打ちで左翼へ。左右に打ち分けての2発に、篠塚打撃コーチは「納得の打撃じゃないかな」とうなった。
 36歳の今季も打線の中核を担う。シーズン終盤には、あと168本となっている通算2千安打への挑戦も見られそうだ。14年目のシーズンへ向け、「残りの打席を無駄にしないようにして、開幕につなげたい」と穏やかな表情で話した。

続きを表示

2010年3月20日のニュース