中田翔に“1軍の壁”…教育リーグでやり直し

[ 2010年3月10日 18:31 ]

 【日本ハム6―0オリックス】1軍の壁に頭を悩ませている。日本ハムの中田は3打数3三振。「先発で出してもらいながら、あり得ない形で終わった」と力なく話した。梨田監督は試合後「明日から鎌ケ谷で。力の落ちる投手を気分良く打ってほしい」と、2軍の教育リーグで調整するように告げた。

 9日の阪神戦は4打席すべてで得点圏に走者を置きながら凡退。この日も持ち前の豪快さは影を潜め、3打席とも簡単に追い込まれた。1打席目は山本のシンカーで空振り、2打席目はきわどい球に手が出ず、3打席目は平野の落ちる変化球を空振り。フリー打撃では快音を響かせているだけに、中田は「気持ちの問題が大きい。考えすぎてしまっている部分がある」と肩を落とした。
 中田は「1軍なんで崩されるのは当たり前。雰囲気にのまれないようにしたい。思い切りの良さが1軍でもできたら…」と前を向く。梨田監督は中田の教育リーグ行きについて「(1軍で)いろんな選手を見たいから」と説明したが、3月に入ってからの6試合で21打数3安打と不振の中田の立場が厳しくなったことには変わりない。

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2010年3月10日のニュース