待ってました!中日元ドラ1 岸から右に左に連弾

[ 2010年3月10日 15:44 ]

 【中日4―9西武】08年の中日ドラフト1位、野本が西武・岸から2打席連続本塁打を放った。2回に先頭打者で左翼へ運ぶと、4回にもトップで今度は右へ持っていった。

 待ちに待った出番でいきなりアピールした。「自分の持ち味の柔らかさを出そうと、リラックスしていこうと思った」。1本目は直球をたたいて左翼席へ運んだ。2本目も内角低めの直球をとらえ、強風をものともせずに右翼ポール際へアーチを架けた。岸から打ったことには「去年は抑えられていたので良かった」と喜んだ。
 ドラフト1位で入団した昨季は64試合に出場した。クライマックスシリーズ第2ステージの巨人戦でも本塁打を放ったものの、シーズンを通して1軍に定着できず、即戦力としては物足りなさを残した。
 ことしはキャンプ途中から2軍落ちし、この試合が今季初めての1軍での実戦だった。さすがに「緊張した」と言うが、大島ら新人がレギュラー争いを繰り広げる中で出遅れた分を取り返そうと必死でプレーした。
 開幕まで2週間あまり、中日の外野のポジション争奪戦は激しさを増しそうだ。

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2010年3月10日のニュース