松井稼“10割”に古巣も脱帽

[ 2010年3月10日 09:47 ]

 アストロズの松井稼頭央内野手は9日、フロリダ州ポートセントルーシーでのメッツ戦で「2番・二塁」で出場、2打数2安打1打点だった。内容は左本塁打、四球、四球、二塁内野安打。6回の安打で代走と交代した。チームは8―4で勝った。

 オープン戦初本塁打に内野安打。アストロズの松井稼が古巣メッツとの試合で2安打2四球の活躍を見せた。
 1回の第1打席。大リーグを代表する左腕のサンタナが投げた内角速球を「うまくバットが抜けてくれた。手応えはあった」。芯でとらえた打球はライナーで左翼フェンスを越えていった。登場時にブーイングしたメッツのファンも拍手を送るほどの会心の一打だった。
 その後は四球、四球、内野安打と全打席出塁。ミルズ監督は「マツイが打線を活性化してくれた」と満足そう。「マツイの2番定着が攻撃のカギ」と考えている首脳陣を喜ばせる4打席だったのは間違いない。
 それでも松井稼は「一日(の結果)でどうのこうのはない。オープン戦で打っても、シーズンで打てなかったら意味がない」。結果よりも「4打席の中で多くのボールを見られてよかった」と内容に納得した様子だった。(共同)

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2010年3月10日のニュース