中日W松井弾!セ40年ぶり3新人そろい踏み

[ 2010年3月4日 06:00 ]

<中・巨>7回、松井雅は右越え1号2ランを放つ

 【中日8-0巨人】ゴジラばかりが松井じゃない!中日のドラフト4位・松井佑介外野手(22)と同7位・松井雅人捕手(22)が3日、巨人とのオープン戦(ナゴヤドーム)でアベック弾。新人コンビの「ダブル松井」の活躍で、優勝争いの最大のライバルとなるであろう相手を粉砕した。特に松井佑は早くも3号。チーム6本塁打のうちルーキーが5本を放っており、巨人に負けじとこちらも若い力が新風を吹き込んでいる。

【試合結果


 佑介&雅人。これから名前を覚えておいた方がいい2人の松井が、新鮮な輝きを放った。まずは松井佑だ。2回無死、野間口の高めのスライダーを左翼へ先制ソロ。計15安打8得点、リーグ3連覇中の巨人を粉砕する猛攻の起点となった。

 「たまたま真ん中に入ってきたんで。いつも強いスイングをすることを心掛けています」。照れ笑いが初々しい。コメントはすこぶる控えめだが、相手の失投は決して見逃さない。だからこそすでにオープン戦3本目のアーチ。堂々の両リーグトップだ。「大きいのを打つのが僕の持ち味ではないので…」。そう謙そんする松井佑は、東農大入学後の1年秋から外野手に転向。元投手だけに強肩が魅力だが、打撃のパンチ力も並ではない。

 ルーキーの競演。7回には松井雅が続いた。左中間二塁打で2打点目を稼いだ松井佑を塁に置き、小林から右越え2ラン。こちらは待望の初アーチに「ポイントを前に置いて、引っ張りにいく意識だった。でも練習でも打てていなかったし、びっくりしました」。落合監督の「競争に勝ち残れるかどうか」との方針のもと、12球団No・1の厳しさを誇る春季キャンプ。その1カ月間を乗り切った自信が今はある。松井雅は「キャンプでやってきたことの成果が出た」と声を弾ませた。

 既に「ブーちゃん」ことドラフト3位の中田亮も1日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で一発を放っており、オープン戦で新人3選手が本塁打するのは、セ・リーグでは70年のヤクルト以来、40年ぶりのことだ。加えて同5位の大島も19日の韓国SKとの練習試合で本塁打。まさに若竜がチームに新風を吹き込んでいる。

 「頼りになるわ。凄いよ、今年(の新人)は」。新人研修でルーキーが不在だった前日の広島戦(ナゴヤドーム)はわずか1安打で零敗。となれば辻総合コーチのコメントもうなずける。松井佑、大島は外野の一角、松井雅は控え捕手、中田亮は左の代打として開幕1軍の可能性は十分。若手台頭は巨人だけの専売特許じゃない。今季もリーグ覇者を争うであろう両雄。若い力がその行方の鍵を握っている。

 ◆松井 佑介(まつい・ゆうすけ)1987年(昭62)7月10日、大阪府生まれの22歳。小3でソフトボールを始め、大商大堺では3年夏の府大会決勝で辻内(巨人)、中田(日本ハム)らの大阪桐蔭に敗れて甲子園出場なし。東農大では東都2部リーグで通算20本塁打。09年ドラフト4位で中日入り。1メートル83、83キロ。右投げ右打ち。

 ◆松井 雅人(まつい・まさと)1987年(昭62)11月19日、群馬県生まれの22歳。小2で投手として野球を始め、桐生一で捕手転向。2年時に春夏連続甲子園出場。上武大では4年時に主将で明治神宮大会準優勝。09年ドラフト7位で中日入り。小学校時代に柔道で県大会優勝経験あり。1メートル79、78キロ。右投げ左打ち。

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