「下級生多いのに“全国”制覇」恐るべし大垣日大

[ 2010年3月4日 08:08 ]

練習を見守る大垣日大の阪口慶三監督

 高校野球の第82回選抜大会(21日から12日間・甲子園)に、昨秋の明治神宮大会優勝校として乗り込む。3年前の選抜大会に希望枠で初出場し、準優勝した大垣日大(岐阜)は2度目の春を心待ちにしている。

 指揮を執るのは、東邦(愛知)を率いて1989年の選抜大会を制した阪口慶三監督(65)だ。「明治神宮で優勝できたんだから、今まで通りの練習をやれば大丈夫」と、どっしり構えている。
 昨年の秋季東海大会決勝で、第91回全国選手権覇者の中京大中京(愛知)に1点差で競り勝ち、その勢いで明治神宮大会を勝ち抜いた。昨秋の公式戦18試合で42盗塁の機動力が武器で、積極的に次の塁を狙う。
 チームを引っ張るのは新2年生の左腕・葛西だ。球持ちのいいフォームから、低めに切れのある球を投げ込む。直球のほかにカーブ、スライダーを投げるが「一つでも多くの武器を身につけたい」と、冬の間もほぼ毎日ブルペンで投げ込み、新たにチェンジアップを覚えた。
 チーム打率は3割4分1厘で、打線の軸はこちらも新2年生の高田と後藤。阪口監督は「下級生が多いのに“全国”で優勝しちゃうんだから。勢いはすごいね」と笑う。雪などでグラウンドが使えない時期も室内練習場でバットを振り込んだ。
 中京大中京の磯村主将が「(秋の)リベンジをしたい」と話すように、周囲のマークは厳しいが、葛西は「僕らは挑戦者なので攻めていかないと」と油断はない。「このチームはいいよ」と笑う阪口監督。3年前の忘れ物を取りに甲子園に臨む。

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