グライ帰国 再来日のメド立たず

[ 2010年3月2日 06:00 ]

成田空港からロサンゼルスに向かった巨人・グライシンガー

 右ひじ違和感で開幕ローテーション入りが絶望的な巨人のセス・グライシンガー投手(34)が1日、成田発の航空機で米国に帰国した。

 近日中にロサンゼルス市内の病院で精密検査を受ける予定で、同投手は今後の見通しについて「1日でも早くチームに復帰したいが、どんな検査結果になるかも、いつ日本に戻れるかも全く分からない」と白紙の状態であることを吐露した。

 昨季終盤に痛めた右ひじは一向に回復の兆しを見せず、宮崎キャンプで2月26日にブルペン入りした際「違和感が取れない」と検査帰国を決断。診察する医師は、かつてOBの桑田真澄氏の右ひじを手術したスポーツ医学の権威フランク・ジョーブ博士に従事した人物で「初めて診てもらう人。その人がどう判断し、どういう処置を施すのか。内視鏡とかの手術を受けないことが理想だね」と祈るように話した。再来日のメドも立たない状況だが、リーグ4連覇へ右腕の存在は必要不可欠。手術を回避できることになれば、前半戦の早い段階から復帰できる見通しが立ってくる。

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2010年3月2日のニュース