岸 制球良く3回無失点

[ 2010年3月2日 21:23 ]

 【西武2-1ソフトバンク】上々のスタートを切った。オープン戦初登板となった西武の岸が3回を無失点。逆球もなく、終始安定した投球に「真っすぐで押すところは押せたし、変化球でかわすのはかわせた」と涼しい顔で振り返った。

 許した安打は2本だけ。一、三回の先頭打者に打たれた。どちらもその後に盗塁を許し、得点圏に走者を背負ったが、落ち着いて後続を抑え込んだ。ただ、「簡単に走られたのがあったので、そういうところを意識したい」と課題を口にした。
 その背景には、相手に走られたという昨季の反省点がある。キャンプで各投手の盗塁された数の一覧を見比べ、チームで一番多かったのが岸だった。「クイックがあまり速くできない分、工夫してやらないといけない」。自らに求めるレベルは先にある。
 11、12、13勝とルーキーイヤーから着実にステップアップしてきた。例年はスロースターターだが、開幕前の状態では4年目の今季が一番順調という。「特に変えることはなく、この調子で開幕に合わせられればいい」という言葉も頼もしく聞こえた。

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2010年3月2日のニュース