“しつこい新相棒”にイチローは全幅の信頼

[ 2010年3月2日 09:15 ]

紅白戦に出場し、守備に就くマリナーズのイチロー(右)と新加入の二塁手フィギンズ

 イチローは既に新しい“相棒”に全幅の信頼を置いているようだ。紅白戦が始まり、エンゼルスから新加入の2番打者フィギンズについて問われると、穏やかな笑みとともに答えた。「全然ほっといても大丈夫だと思いますよ。(昨年まで)そういう(小技重視の)チームでやってきているし、1番を打ってきたことで1番の気持ちをよく知っているだろうし」

 この日、イチローは2打席で出塁がなかった。2番とはサインプレーなどの絡みもなかったが、ある程度お互いのプレースタイルを分かっていることで心配点も少ない様子。積極的にバットを振っていくタイプのイチローとは対照的に、フィギンズは1メートル73と小柄で、じっくり球を選んでいくタイプ。昨年までのエンゼルス戦ではそのしつこいプレーに味方投手陣が散々悩まされてきたのを見てきた。
 「あの(小さな)体であれだけやっている」。イチローのフィギンズに対するここまでの印象は、よく頭を使ってプレーしているという意味にも聞こえる。快速コンビの今後が楽しみだ。(共同)

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2010年3月2日のニュース