浮上のきっかけとなるか?イ・ボムホがサヨナラ打

[ 2010年2月27日 20:55 ]

 【ソフトバンク2―1広島】打撃の調子が上がらなかったソフトバンクの新外国人のイ・ボムホにとっては浮上のきっかけになるかもしれない。九回に同点とされた直後にサヨナラ打。韓国代表として臨んだ昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で、九回にダルビッシュ(日本ハム)から同点打を放った勝負強さを発揮した。

 第2打席にオープン戦初安打を打って迎えた4打席目。2死二塁の場面で集中力を高めた。「外野守備も前だった。正確に打てばいい」。カウント2―2から狙っていた変化球が内角にきたところを振り抜き、打球は鋭い球足で三塁ベースに当たって左翼へ転がった。キャンプ中から頻繁に行動をともにした川崎と抱き合って喜び合った。
 「日本の投手の方がうまい」と感じていたという。変化球への対応にも苦しみ、キャンプではなかなか快音が響かなかった。三塁の定位置を争う松田は打撃好調を維持。明暗が分かれ、周囲からは雑音も聞こえていたが、イ・ボムホは「打席に多く立って慣れていけばいい」と気にしていなかった。秋山監督も「どんどん積極的にいけばいい」と本領発揮に期待した。

続きを表示

2010年2月27日のニュース