小瀬選手の穴埋める…西武・赤田がオリ移籍

[ 2010年2月19日 06:00 ]

オリックス・阿部とのトレードが決まり、泣きながらチームメートに胴上げされる赤田

 西武の赤田将吾外野手(29)とオリックスの阿部真宏内野手(31)の交換トレードが成立し、18日に両球団から発表された。内野の充実を図りたい西武と、外野を強化したいオリックスの思惑が一致した。

 キャンプ中、しかも同一リーグのトレードは異例だが、オリックスは今月5日に小瀬浩之外野手(享年24)が宮古島キャンプ中に宿舎から転落死、外野手が9人と手薄になっていた。レッドソックスの松坂と同じ99年にドラフト2位で入団した赤田は、俊足のスイッチヒッターの外野手。ここ数年こそ出場機会が減っていたが、06年には124試合に出場して自己最高の・293をマークしている。
 この日午前9時半に球団からトレード通告を受けた赤田は宮崎・南郷で行われた韓国・斗山との練習試合に7回から左翼で出場。西武最後の打席となる8回には「何が何でも打ってやろうと、意地で打った」と右前打。試合後にナインから胴上げされると、涙を浮かべて「選手会長としてビールかけをやったのが一番の思い出。同じ外野手として彼(小瀬選手)の分まで頑張りたい」と新天地での活躍を誓った。

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2010年2月19日のニュース