雄星、最多の171球「認めてもらいたかった」

[ 2010年2月19日 17:33 ]

ブルペンでフォームを確認しながら投球練習する西武・雄星

 西武の雄星(岩手・花巻東高)がキャンプ最多の171球を投げ込んだ。17日から3連投となったが「1回くらい投げ込む日をつくらないといけない」。珍しくひざ下までストッキングを見せる「オールドスタイル」で、30分以上投げ続けた。

 ボールは直球のみで、ばらつきも目立った。途中でやめることも考えたというが「潮崎コーチに体力がないと言われたので、認めてもらいたかった」と雄星。まだフリー打撃などの実戦登板がなく、キャンプ打ち上げまで残り約1週間。焦りはないとはいえ、アピールの必要性も感じていた。
 試合で投げる予定が立たなければ、生き残るのは厳しい。「最高の形は1軍に残ることだけど、フォームを崩してゼロから、というのがないように」。目先の結果を求めるより、フォーム固めに重点を置く考えだ。
 この日は野球解説者が多数詰め掛けた。「鉄人」と称される元広島の衣笠祥雄氏は「球は素晴らしい。続かないが、間違いなく一級品の投手」とコメント。キャンプ序盤は即戦力との評価が多かったが、素材を褒める声も増えてきた。

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2010年2月19日のニュース