柵越え連発!“イチ弾”と好仕上がり!!

[ 2010年1月27日 06:00 ]

練習を終えたマリナーズ・イチロー(左)は熱心にバッティング指導

 スカイマークスタジアムで自主トレ中のマリナーズ・イチロー外野手(36)が26日、オリックス・後藤光尊内野手(31)との合同自主トレで柵越えを連発。マ軍のキャンプ初日(米国時間2月23日)まで1カ月を切り、仕上がりの良さを印象づけた。

 後藤と交互に行ったフリー打撃。体が温まった64スイング目から9連続で放り込んだ。右翼席最上段やバックスクリーンへ、121スイングで42発。本塁打率は実に・347だ。これには139スイングで10発の後藤も「イチローさんと僕との違い?練習を見ていたら分かるでしょう」とため息交じりだった。
 ソフトバンク・川崎との合同トレでは160スイングで43発。同23日の日本ハム・坪井との合同トレでは116スイングで21本の柵越えだった。「打撃は引っ張る。体全体を使って強く打つ」を身上とするイチローの本塁打率上昇は、体が仕上がってきていることを示すバロメーター。「僕は2月に入ったらスイッチを抜きますから。みんなが始めたら僕は遊びだす。それで優越感を感じたい」と話すイチローの体をつくり上げる過程はもう終わろうとしている。
 この日は100メートルを超える遠投も披露し、練習後には後藤らを相手に右翼の芝生で“打撃教室”も開いた。今季は自身の記録を更新する10年連続200安打がかかる。通算回数でも大リーグ最多4256安打を誇るピート・ローズに並ぶ大リーグ記録達成へ、イチローの準備にぬかりはない。

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2010年1月27日のニュース