いつまでもオレじゃ…三浦“エース返上”

[ 2010年1月25日 06:00 ]

神奈川・横須賀市内のショッピングモールでサイン会を行う横浜・三浦(左)と山口

 横浜の三浦大輔投手(36)が24日、「エース」の称号を返上する姿勢を打ち出した。横須賀・ベイスターズ球場での投手陣合同自主トレ終了後、番長はいつになく強い口調で言い放った。

 「僕がエースと呼ばれていること自体、チームが弱い証拠。エースと呼ばれてもいいような成績を残していない」
 プロ19年目の今季。チーム最年長投手となり、もう一度自らを奮い立たせると同時に、伸び悩んでいる若手への強烈なメッセージも込められている。毎年のように15勝を目標に掲げながらも、実際は優勝した98年と05年の12勝が最高。エースに君臨してきたここ10年は最下位が6度と低迷しているだけに「いつまでも三浦、三浦でいいのか」と疑問を抱いている。
 しかし自らの地位を脅かすような若手が出てこないのも事実だ。昨季、チームで規定投球回数をクリアしたのは三浦1人のみ。「先発をやるからには規定投球回数はクリアしないと。パ・リーグでは20代の若いヤツらが2ケタ勝っているのに」とハマのダルビッシュやマー君の出現に期待を寄せた。横須賀市内のショッピングモールで三浦とサイン会に出席した山口も「三浦さんに負けないように頑張らないと」と気を引き締めた。
 「いつも胸を張れるような成績を残そうとやっているけど、他(の若手投手)が出てくればチームは強くなる」と三浦。背番号18が「エース」と呼ばれなくなった時、横浜は強くなると信じている。

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2010年1月25日のニュース