骨折したまま首位打者…鉄平は「鉄人」で「鉄壁」

[ 2010年1月25日 06:00 ]

ゲストで訪れた池山前打撃コーチと握手する楽天・鉄平

 鉄平は鉄人で鉄壁だ。楽天・鉄平の激励パーティーが仙台市内のホテルで行われ、昨年の首位打者は8月9日の日本ハム戦(Kスタ宮城)で左手人さし指を骨折していたことを告白し、出席者を驚かせた。

 「なかなか治らなくて、CSの時も痛かった。あまり使わない人さし指だからまだ良かったんですけどね」。武田勝の内角シュートが指を直撃。「痛くて当たったと言えなかった」と判定はファウルになったが、実はこの時にひびが入ったという。チームは初のCSに向けて進撃中。「靴ひもも結べなかった」という鉄平は痛みに耐えながらチームを引っ張り、そして自身もタイトルを獲得した。骨折後の47試合でも打率・313と3割をキープした。
 連続首位打者がかかる今季の目標は「離脱するようなケガをしないこと。ずっと1軍にいれば、全試合に出ないといけない」。阪神・金本にも負けない全試合、フルイニング出場。さらに打撃部門以外では「チャンスがあれば獲ってみたい」と、鉄壁の守備でのゴールデングラブ賞獲得も狙いに定めた。鉄の男。今季の活躍も“鉄板”だ。

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2010年1月25日のニュース