ハム、小林氏の背番「79」と共に戦う

[ 2010年1月21日 06:00 ]

小林繁氏の葬儀に参列した稲葉(右)

 17日に心不全で急死した日本ハム・小林繁投手コーチ(享年57)の告別式が20日、福井市の千福寺りんどうホールでしめやかに営まれ、約500人が参列した。

 主将の稲葉は今季公式戦でベンチに小林氏の背番号「79」のユニホームを置くことを熱望。「いろいろな話を聞けると思っていたのに残念。今季はユニホームをベンチに飾って、見守っていただきたい」と球団に要請することを明かした。また、投手陣最年長の建山も「若手の励みになる」とブルペンにも同氏のユニホームを持ち込む考えを示し、亡きコーチの魂とともに戦い抜く姿勢を見せた。
 このほか、福良ヘッドコーチや金子誠、鶴岡、直接指導を受けた江尻らが参列。千葉・鎌ケ谷の2軍本拠地の献花台に飾られていたユニホームの上着やボール、帽子が棺に納められ、出棺時は斎場外に集まった近隣住民から「小林さん、ありがとう!」と次々にかけ声が上がった。「小林さんのためにも頑張って、日本一になる」と稲葉。ナインは永遠の別れとともに、小林氏の遺志を継ぐことを固く心に誓った。

 ≪長嶋氏、王氏…弔電450通≫告別式では巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の弔電が読み上げられた。「ただただ、驚いています。監督時代の優勝に多大な貢献をされた姿をしのび、心からご冥福をお祈り致します」。このほか、ソフトバンク・王貞治会長、阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクターら、通夜・告別式と合わせて450通の弔電が届いた。

 ◇主な参列者 大社啓二、藤井純一、川藤幸三、関本四十四、江本孟紀、高橋善正、藪恵壹、大塚晶則、福良淳一、真喜志康永、中嶋聡、厚沢和幸、吉井理人、島崎毅、三木肇、稲葉篤紀、建山義紀、金子誠、鶴岡慎也(順不同、敬称略)

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2010年1月21日のニュース