サイ・ヤング賞腕は1300万ドル要求

[ 2010年1月21日 06:00 ]

 大リーグの年俸調停有資格者の希望額と球団提示額が19日(日本時間20日)判明した。08、09年と2年連続サイ・ヤング賞のジャイアンツ、ティム・リンスカム投手(25)は1300万ドル(約11億8300万円)を要求。

 初めて年俸調停権を獲得した選手では過去最高の要求額で、球団提示の800万ドル(約7億3000万円)とは大きな隔たりがある。これまでに年俸調停で決まった最高年俸は1000万ドルで、08年のハワード(フィリーズ)ら3人。要求が認められれば過去最高額となる。選手、球団双方から希望を聞く聴聞会は2月1日から行われる。また、リンスカムは昨年10月のマリフアナ不法所持で罰金513ドル(約4万6700円)を支払うことが決まった。

 ≪パペルボンらは回避し再契約≫この日は年俸調停を回避し、再契約する選手が相次いだ。マリナーズはエース右腕フェリックス・フェルナンデス投手(23)と5年総額7800万ドル(約70億9800万円)で合意。また、レッドソックスは守護神のジョナサン・パペルボン投手(29)と年俸935万ドル(約8億5090万円)で合意した。これは、メジャーに定着してから5年目の年俸で救援投手最高額。00年リベラ(ヤンキース)の725万ドル(約6億5980万円)を超えた。

 ◆契約 タイガースはアストロズからFAのホセ・バルベルデ投手(30)と、2年1400万ドル(約12億7400万円)で契約したと発表。昨季は抑えとして4勝2敗25セーブをマーク。ジャイアンツはFAとなっていたベンジー・モリーナ捕手(35)と、1年450万ドル(約4億1000万円)の再契約で基本合意した。

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2010年1月21日のニュース