由規20歳の誓い“世界一の投手になる”

[ 2010年1月12日 06:00 ]

成人式に出席したヤクルト・由規

 ヤクルトの由規投手(20)が11日、地元の宮城・仙台市内で行われた成人式に出席し、20歳の誓いとして「侍ジャパン」入りを熱望した。

 野球を始めた北仙台小4年時に埋めた20歳記念のタイムカプセルを10日に掘り出した際、「世界一の投手になるぞ!」と書いたボールを発見し思いを新たにした。「投げた試合は全部勝つ。日本代表になれるような成績を残したい」。2013年の第3回WBC出場、そして日本の3連覇への貢献を誓った。
 タイムカプセルはまるで“予言の書”だった。一緒に埋めた作文に記した目標(1)甲子園出場(2)プロ野球選手になる(3)松坂(当時西武)のようになって155キロ以上を出す――は既に達成。「メジャーリーグに行く」は夢のままだが、カプセル開封後に内容を知った父・均さんは「小さい頃の目標を達成できたのは凄い」と驚いた。由規は「世界一はまだ達成できていないけど、今季に懸ける思いは強い」と今年を飛躍の年に位置づけた。
 12日は初の海外自主トレに向けて米アリゾナへ出発。あこがれのレッドソックス・松坂も同じ施設「アスリーツ・パフォーマンス」で練習中だ。昨年12月5日の誕生日に都内の飲食店で偶然に松坂と遭遇。「同じ場所で自主トレするんでしょ?」と声をかけられて感激したという。「コンディションの持っていき方とかを聞いてみたい」。07年ワールドシリーズ優勝、そしてWBC連覇の原動力となった世界一の右腕から、その秘けつを勉強するつもりだ。

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2010年1月12日のニュース