「小さな巨人と呼ばれたい」ホークスの背番号2

[ 2010年1月12日 16:17 ]

 「小さな巨人と呼ばれたい」のだという。ソフトバンクにドラフト1位入団した今宮健太内野手(大分・明豊高)は身長1メートル71と小柄だが、昨年春夏の甲子園では高校通算62本塁打の打力に加え、投手としても最速154キロの速球で脚光を浴びた。「目標は2000安打。さらに上も狙う」と大きな夢を熱っぽく語る。

 与えられた背番号は2。大分・別府大付高(現明豊高)OBで今季から阪神に加入した城島健司捕手が米大リーグのマリナーズ移籍後、球団が4年間空き番にした特別な番号だ。「2は今宮でよかったと言われたい」。18歳には2番の新しいイメージを定着させる活躍が期待されている。
 高い身体能力で知られるが、高校時代は「ウエートトレーニングを一切しなかった」という。筋肉がつきすぎ、身長が伸びる妨げになることを避けるためだった。瞬発力などに自信を持っているが、プロでは「1年フルに活躍するため、体づくりが最優先」。今後は徹底した筋力強化などで体重を現在の70キロから75キロに増やすことを目指す。
 寮には昨年の甲子園で春夏とも敗れた花巻東(岩手)のエース菊池雄星(西武)と戦った試合のDVDを持参。悔しさを目に焼き付ける日々だ。「菊池は永遠のライバル。彼がいるから今の自分がいる」。甲子園で通算6打数1安打だった左腕との再戦を心待ちにしている。

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2010年1月12日のニュース