阪神即戦力右腕 坂本竜馬とともに目立つ!

[ 2010年1月12日 07:56 ]

 高校、大学時代の恩師は「黙々と練習するタイプ。人格もいい」と口をそろえる。法大からドラフト1位で阪神に入団し、1年目から背番号18を担う二神一人は開幕1軍を目指し「戦力になれるように頑張る」と謙虚に繰り返す。

阪神歴代ドラフト1位と主な指名選手(平成)

阪神歴代ドラフト1位と主な指名選手(昭和)

 高知県出身で、高知高3年の時に夏の甲子園に出場。昨年は全日本大学選手権を制するとともに最高殊勲選手にも輝いた。抜群の制球力で直球を軸にカーブ、スライダー、フォークボールを操る。
 法大の金光興二監督は「伸びしろは大きい。縦の変化球を磨いて、球速がもう少し上がれば、プロでも十分やっていけるのでは」と期待し、高知高の島田達二監督は「球児たちの模範になる選手。とにかく頑張ってほしい」とエールを送る。
 3日に地元の高知で本格的に始動。同県出身の幕末の志士、坂本竜馬が主人公のNHK大河ドラマが放送され、故郷がクローズアップされる中、二神も「小さいころに伝記も読んだ。(高知が)スポットを浴びるように僕も頑張りたい」と照れ笑いした。
 即戦力として先発ローテーション入りも期待される右腕は「キャンプも故郷でできる。地元の人たちの期待に応えたい」。まずは高知県安芸市で行われるキャンプに1軍として戻り、地元のファンに成長した姿を披露するつもりだ。

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2010年1月12日のニュース