阪神の新選手会長・鳥谷、井口との練習公開

[ 2010年1月7日 18:01 ]

自主トレーニングを公開し、打撃練習をする阪神の鳥谷

 「優勝」の2文字を何度も繰り返した。阪神の新選手会長に就任した鳥谷が7日、沖縄県名護市でロッテ・井口らとの合同自主トレを公開し「全員が優勝に向かっていけるような環境づくりを一致団結してやる」と意気込みを語った。

 ノックやティー打撃で軽快な動きを見せた鳥谷は「一緒に練習するだけで勉強になる」と尊敬する井口とリラックスした雰囲気で汗を流した。井口から「選手会長の大役で気持ちも変わってくるんじゃないか」とエールを送られた鳥谷は「優勝するためにどれだけ貢献できるかを考えたい」と意欲的に話した。
 昨季は開幕から3番として中軸を担ったが、前半戦の不振から下位に“降格”させられるなど、不満の残るシーズン。鳥谷は「打順が変わり、悔しかった。最後までやり抜くのがチームにも自分にもいい」と3番定着を誓う。あと169本で通算千安打に到達するが「場面ごとに仕事をして最終的に達成できればいい」とチームプレー優先を強調した。
 突然の引退を発表した前選手会長の赤星氏の後を継ぐ。「赤星さんが辞めたとき、チームは(2005年の日本シリーズで)ロッテに4連敗したままで終わっていると話していた。それを忘れさせるためにも日本シリーズに出て勝ちたい」と言葉に決意を込めた。

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2010年1月7日のニュース